歌う人＝愛未(マナミ)と作る人＝出羽良彰(デワヨシアキ)からなるユニット。
2004年夏に結成し、大阪を中心にライブ活動開始。2006年3月15日、TVアニメ『Fate/stay night』エンディングテーマ「あなたがいた森」でデビュー（3/27付オリコンシングルチャートで初登場16位獲得）。　
7月26日にセカンドシングル「恋人同士」（TVアニメ「ああっ女神さまっ　それぞれの翼」エンディングテーマ）、11月1日にサードシングル「ホシアカリ」（TVアニメ「武装錬金」エンディングテーマ）、そして11月22日には待望のファーストアルバム「Wildflower」リリース。１万５千枚のセールスを記録している。
　樹海の曲は、出羽が作曲しアレンジをほどこしたトラックに、愛未が詞をつけて歌うというスタイルが基本。「どんな曲にもポップな部分を忘れない。」という出羽の作る楽曲は、根底にせつなさが漂い、非常に繊細ではあるのだが、聴き心地がよく、何度聴いても飽きない魅力を持っている。
　一方愛未の歌詞は、独特の世界観を持ちながらもとてもリアルなので、全ての人の中にある物語を喚起する。それが、愛未のエモーショナルなボーカルと相まって、聴く者の琴線を静かに揺さぶり、心の奥深くに届いていっている。
更に2007年4月25日には４ｔｈシングル「咲かせてはいけない花」リリースとコンスタントに作品を発表。その傍らで、海外のアニメイベントへのオファーを受け、韓国や中国（北京・南京）でのライブを行い、大成功をおさめた。
その後５ｔｈシングル「こもりうた」では、テレビ番組の主題歌を担当し、「ヒメゴト」は「攻殻機動隊」や「イノセンス」を手がけた、押井守監督の実写映画「真・女立喰師列伝」のオープニング主題歌に起用されるなど、初の両Ａ面シングルになった。また同映画のエンディングも担当し、サントラに収録されている。
秋には、「愛の星」「ハナムケのメロディー」をリリース。生誕２０周年を迎えた「ああっ女神さまっ」の特別記念番組「ああっ女神さまっ　闘う翼」のＯＰとＥＤを担当し、様々なことを体験して得てきたことを活かし、１２月には「ｈａｒｖｅｓｔ」を発表。クオリティの高い楽曲の集まった１枚で、好評を得ている。
2008年、アメリカ東海岸最大のアニメイベント「アニメエキスポ2008」（LAにて開催）のゲスト・オブ・オナーに選ばれ、ノキアホールにて6000名のアメリカのファンへ、樹海の楽曲を届けた。
その後、ソロ活動にチャレンジ。愛未は名前を「Aimmy」に変え、女性シンガーとして、「樹海」とは違ったエレクトロ要素を取り入れたPOPな楽曲にチャレンジ。出羽はクリエーターとして、楽曲提供やレコーディングディレクションを行ってきた。2009年、「樹海」再始動。ソロ活動を経て、より磨きのかかった「樹海」に是非注目していただきたい。